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きれいな歯並びを作るための子育て〜PART3
(丈夫なあご、りりしい顔だちを作るために)

子供たちのかわいいしぐさを見ると、誰しもこの子は将来、きれいな歯並びになって
笑顔が素晴らしい人になってほしいと思うものです。
『三つ子の魂、百まで』ということわざがありますが、まさにきれいな歯並びや
丈夫なあご、りりしい顔だちを作るための土台は、実は3歳までの生活(しつけ)に
よって大本が決まってしまう、といっても過言ではありません。
今回も引き続いて不正咬合の予防という観点から見た子育てについてお話しします。
幼児期に気をつけること
『よく歩くこと』が何よりも大切です!
 顎が“きゃしゃ”で小さい。だから歯がきれいに並ぶための隙間がない。
最近の子供さんで実に多いパターンです。それじゃあ、顎が“がっしり”して
大きくなるように育てるにはどうしたらよいでしょうか?
足腰、下半身、背骨がフラフラな状態で、“がっしり”した顎ができるでしょうか ?
ある健康法の中で上虚下実(じょうきょかじつ)という言葉があります。上半身は肺を
おさめた胸郭と称する大きな空洞があって軽いのですが、下半身は内臓、骨盤 や下肢な
どの質量が集中することによって、どっしりしています。だから我々は二本 足でしっか
りと立てるのです。  我々は直立二足歩行をする人間である、ということを忘れてはな
りません。 赤ちゃんはまさに直立二足歩行をするために成長してきたではありませんか。
歩くから人間なのです。歩かねば人間ではありません。自分の体を作っていくべき子供の
時に十分に歩いておかねば、しっかりした構造の人間には決してなれないのです。
人間の構造を調べていくと、歩くことによって、体のいろんな働きが自然に整うようにでき
ている、ということがわかります。極端な話、病気になっても、薬漬けになってしまうよりは
ぼちぼちでも歩く方がよっぽど治る、ということなのです。重力に逆らって動きまわることが
生命なのです。人間の基本は動くことです。
お年寄りが入院して安静を命じられると真面目な人ほど足腰が弱って、すぐに寝たきりに
なって死んでいく……  
子供の時から十分に体を動かすことが大切です。
足腰、背骨がしっかりしてはじ めて、丈夫なあごを作る土台ができるのです。
歩行は最良の運動かつ最良の健康法です
別にジョギングのように走ったりする必要はありません。
過激なスポーツをする必要もありません。『歩くこと』は全身運動なのです。
なぜならば歩いている時には手や腕も無意識に前後に振り出しています。両肩を
結ぶ線も前後に触れながら動いています。この動きを胸からみれば、実は首の
筋肉を動かしながらバランスを取っていることにもなるのです。
口を閉めて鼻から息を吸い込み(スッスー)、口をすぼめて息を吐きだす
(ハッハッハッハー)。これは呼吸の立派な鍛練でもあります。
腰から歩く。頭だけを前に出さないように。 全身運動といえば水泳を思い浮かべる
人も多いと思いますが、水泳はあくまで水の中での動きを鍛えるものです。
我々人間が立って歩く時に使う筋肉を鍛えるものではありません。
抗重力筋と呼ばれる筋肉を鍛えることが必要なのです。子供のうちは、お魚のように
泳ぐための筋肉を作るよりも、よく歩くことによって二足歩行をするための人間の
筋肉を作りましょう。もっと手っ取り早くいえば、子供のうちは十分に外遊びをしま
しょう、ということです。
犬でも毎日散歩させるでしょう。家の中に閉じこもって、一日中一歩も外に出ないと
いうのは犬より劣る生活かもしれません。大人も子供も一日に30分も歩けば、きっと
目の輝き、顔色が違ってくることでしょう。
姿勢は大切。
子供の体は成長して大きくなっていきます。体にあった正しい椅子と机が必要です。
足がぶらぶらせず、背骨が曲がらずに骨盤がしっかりと定まるように。
足の裏でしっかりと踏み締められるように。膝が直角になるように。 正座した時の背骨が
すっきりと伸びた感覚を思い浮かべて下さい。そのような背すじをいつもとれることが
理想です。背筋が曲がっていると、まともな呼吸はできません。
できれば腹式呼吸が望ましいのですが、姿勢が悪いとそれは無理な相談です。
胸だけを小さく動かす質の悪い胸式呼吸となってしまいます。
猫背では決して腹式呼吸はできないのです。
顎が育たずに歯並びがを悪くなるような生活はどんなものか?
・いつも口をぽかんと開けている。
・余り普段は外遊びをせず、家の中でテレビゲームに熱中している。
・余り歩かず、だれているわりにはスポーツには熱中し、家に帰れば疲れてい
 るからといって甘やかされている。
・車ばかり乗っていて、ほとんど歩かない。休日は一日中家の中にいる。
・柔らかい食べ物を背中を丸めた犬食い姿勢で食べる。
・食事時には首を曲げて横向きでテレビを見ながら牛乳で流し込んでいる。
・いつもゴロゴロとソファーに寝転んでテレビをみたり、本を読んだりしている。
・すぐに足を組んだり、足をぶらぶらさせながら食事をしている。
・体育座りで本を読んでいる。
・いつも猫背で姿勢が悪い。背中が曲がっている。
・柔らかいフカフカのソファーでそっくり返って本を読んでいる。
・どこでもすぐに座り込む『じべたりあん』
・偏った癖。いつも同じ側の手をつなぐ、同じ側でカバンを持つ。
『シャキッとしなさい!!』と親から一喝された子供の頃の思い出があってもよい
のではないでしょうか?

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